春の温もりに期待しては、不意の寒さに肩をすくめる。 三寒四温のこの時期、私たちの心身は知らず知らずのうちに強張り、揺らいでいます。
ふと耳を澄ませば、森の奥から聴こえる初々しい鶯(うぐいす)の声。 淡路島マンモスは今、冬の眠りから春の目覚めへと移り変わる、一年で最も「繊細な時間」を迎えています。
豪華な設備や、至れり尽くせりのサービスはありません。 しかし、ここには「自分を取り戻すための空白」があります。
スマホを置き、土の匂いを含んだ風を感じる。 少し冷たい空気の中で、温かい飲み物を手に、自分の呼吸を整える。 「あぁ、新しい季節が始まる」 そんな静かな予感が、胸の奥で小さく、けれど確かに芽吹くはずです。
180℃の余熱で解きほぐす「新玉ねぎ」
この時期、淡路島からは春の便り「新玉ねぎ」が届き始めます。 私たちは、新玉ねぎひとつ焼くのにも時間をかけます。 強火で急ぐのではなく、180℃の余熱でじっくりと、芯まで熱を届ける。 その「待つ時間」こそが、驚くような甘みを引き出します。
効率ばかりを求められる日常で、凝り固まったあなたの心。 熾火(おきび)の熱が玉ねぎを甘く変えるように、マンモスの時間はあなたの強張りを、優しく、柔らかく解きほぐしていきます。
鶯(うぐいす)の声に、リズムを預ける
都会の喧騒にかき消されていた、季節の音。 3月のマンモスでは、練習を始めたばかりの鶯の鳴き声が、森の静寂を彩ります。 完璧ではない、一生懸命なその声に耳を傾けていると、 「完璧でなくてもいい、自分のペースで進めばいい」 そんな当たり前で大切なことを、自然がそっと教えてくれます。今のマンモスには、春を待つ静かな生命力が満ちています。
[ 春の呼吸を、取り戻しに行く ] https://awajimammoth.com/
