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野草&ハーブ

カモミールのチンキ

キャンプやコテージ滞在は、自然の中で心身をリフレッシュする絶好の機会です。その中でも、ハーブを使った癒しのチンキ作りは、自然の恵みを存分に楽しむ方法です。

チンキとは、植物をアルコールに浸して、その有効成分を抽出したものを指します。カモミールのチンキは、カモミールの穏やかな鎮静作用と香りを凝縮した形で楽しむことができます。

この体験を通じて、自然とのつながりを感じながら、心身のバランスを整え、新たなエネルギーを得る絶好の機会となります。ぜひ、豊かな自然の中でカモミールのチンキ作りを楽しんでみてください。

この記事では、カモミールのチンキ作りに必要な材料・道具、作り方、オススメの使用方法、基本情報を紹介します。

なおカモミール以外の野草やハーブでもチンキは作れます。作り方は同じですので植物だけ入れ替えてお気に入りのチンキを作ってみてください!

カモミールのチンキ材料・道具

カモミールのチンキづくりに必要な材料と道具は以下のとおりです。

  • カモミール(生かドライ)
  • ウォッカ

今回は乾燥させたカモミールを用意しました。生のカモミールでもOKです。またカモミール以外にもヨモギやオオバコなどいろんな野草やハーブで代用可能です。

カモミールのチンキ作り方

カモミールチンキの道具と材料

チンキづくりの道具はシンプルです!カモミール(または野草・ハーブ)、瓶、ウォッカ。

カモミールを瓶にいれる

乾燥させた野草やハーブの場合は、瓶に半分ほど入れます。生の場合は瓶いっぱいに入れます。

瓶にウォッカを入れる

ウォッカを瓶いっぱいに入れます、

カモミールのチンキの準備完了

蓋をして準備完了!

カモミールのチンキの保存

2週間ほど涼しくて暗い場所に保管してエキスを抽出します。1日に1回瓶を振るのがおすすめです!

カモミールのチンキ飲み方

カモミールチンキは様々な方法で使用できる versatile なハーブ製品です。以下に主な使用方法を紹介します。

内服での使用

  1. ドロップ法:
    • 推奨量: 大人の場合、1回に10-20滴
    • 使用頻度: 1日2-3回まで
    • 方法: 少量の水やジュースに滴下して飲む
  2. お茶への添加:
    • カモミールティーに2-3滴加えて風味と効果を増強
  3. スムージーやジュースへの添加:
    • お好みの飲み物に数滴加えて楽しむ

外用での使用

  1. スキンケア:
    • 少量のチンキを化粧水や乳液に混ぜて使用
    • 肌を落ち着かせる効果が期待できる
  2. 入浴剤:
    • 湯船に20-30滴ほど加えてリラックス効果を高める
  3. マッサージオイル:
    • キャリアオイル(ホホバオイルなど)に数滴混ぜて使用

注意点

  • 初めて使用する場合は、少量から始めて体調を見ながら徐々に増やす
  • アルコールに敏感な方や子供、妊婦、授乳中の方は使用を控える
  • 医薬品を服用中の方は、医師に相談してから使用する
  • 原液での使用は避け、必ず希釈して使用する

カモミールチンキは、その鎮静作用や抗炎症作用により、リラックスやストレス軽減、不眠改善などに役立つ可能性があります。個人の体質や目的に合わせて、適切に使用することが大切です。

カモミールの基本情報

カモミール(Matricaria chamomilla)は、キク科の植物で、別名を「カモミラ」や「ジャーマンカモミール」といいます。原産地は中央ヨーロッパや地中海沿岸地域で、現在は世界中で栽培されています。高さは20~30cm程度で、白い花びらと黄色い中心部を持つ小さな花を咲かせ、開花期は5~8月です。

カモミールは古くからハーブティーや民間薬として広く使用されており、特にその花を乾燥させたものが利用されています。主な効能としては、リラックス効果や不眠症の改善、消化器系の不調の緩和などが知られています。また、抗炎症作用や抗アレルギー作用も報告されており、皮膚トラブルにも使用されています。

名前の由来は、ギリシャ語の「chamai(地面の)」と「melon(リンゴ)」に由来するとされ、その香りがリンゴに似ていることから名付けられたといわれています。英語では「Chamomile」、フランス語では「Camomille」と呼ばれています。

ハーブティーとしての利用が最も一般的ですが、精油としてもよく知られており、アロマセラピーの分野でも重要な位置を占めています。カモミールオイルは、肌の炎症を抑えたり、ストレス解消に役立つとされています。

カモミールには、アピゲニンやビサボロールなどの有効成分が含まれており、これらが抗炎症作用や鎮静作用を持つとされています。さらに、抗酸化作用や免疫系を強化する効果も研究されています。

ただし、キク科植物にアレルギーのある方は注意が必要です。また、妊娠中や授乳中の方、特定の薬を服用中の方は、使用前に医療専門家に相談することが推奨されています。

カモミールは、その穏やかな効果と安全性から、日常的に利用しやすいハーブの一つとして世界中で愛用されています。ストレス社会の現代において、自然由来のリラックス効果を求める人々に広く支持されています。