キャンプやコテージ滞在は、自然の中で心身をリフレッシュする絶好の機会です。その中でも、野草を使った癒しのティー作りは、自然の恵みを存分に楽しむ方法です。
インフュージョンとは、植物を水や他の液体に漬けて、その成分を溶け込ませるプロセスを指します。たとえば、紅茶もインフュージョンの一種です。熱湯を使って野草から優しく香りや栄養を抽出することで、リラックス効果のある手作りドリンクが完成します。
この体験を通じて、自然とのつながりを感じながら、心身のバランスを整え、新たなエネルギーを得る絶好の機会です。ぜひ、豊かな自然の中でオオバコのインフュージョンを楽しんでみてください。
この記事では、オオバコのインフュージョン作りに必要な材料・道具、作り方、オススメの飲み方、基本情報を紹介します。
オオバコのインフュージョン材料・道具
オオバコのインフュージョンづくりに必要な材料と道具は以下のとおりです。
- オオバコ
- 瓶
- 包丁(ナイフ)
- まな板
- お湯
- 茶こし
- 水筒(コップ)
オオバコのインフュージョン作り方
オオバコに付いた汚れを水で洗い落とします。
オオバコを包丁やナイフで細かく刻みます。
オオバコを瓶に入れる。
瓶に熱湯を入れる。量は野草がひたひたに浸かるくらい。乾燥している野草の場合はひたひたの2倍ほど熱湯を入れます。
野草を一晩漬ける。(翌朝に飲めます!)
オオバコのインフュージョン飲み方
野草を一晩漬ける。(キャンプ当日にインフュージョンを作っておくと、翌日から飲むことができます!)
オオバコの基本情報
オオバコ(Plantago asiatica L.)は、オオバコ科の植物で、別名を「車前草(シャゼンソウ)」といいます。水を吸収すると粘液が出て、動物の足や人間の靴を介して種子が運ばれ、野草や空き地、路傍、登山道など人が多く歩く場所に自生しています。日本のオオバコは高さ10~15cmで卵形の葉を持ち、花は4~9月に咲きます。
オオバコは古くから民間薬として使用されており、全草を煎じて服用すれば白内障や夜盲症、目の充血に良いとされています。また、のどの痛みや咳を鎮める効果があり、茎や葉をお茶にして飲用されています。
名前の由来は、葉が広く大きいことから「オオバコ」と名付けられたといわれています。さまざまな呼び名があり、地方によって「カエルッパ(蛙っ葉)」や「スモトリバナ(相撲取り花)」とも呼ばれています。
漢方としても有名で、オオバコは生薬として日本薬局方に収載されています。種子は咳を鎮め、葉は利尿作用があり、肌の傷にも利用されていました。ただし、妊娠中の方や多量摂取は注意が必要です。
オオバコには鎮咳効果のある成分や腸内環境を整える効果があり、生活習慣病の予防・改善にも期待されています。さらに、眼病や婦人病にも効果があるとされています。