淡路島マンモス公式サイト

野草&ハーブ

ヨモギのハーブティー

キャンプやコテージ滞在は、自然の中で心身をリフレッシュする絶好の機会です。その中でも、ヨモギを使ったハーブティー作りは、自然の恵みを存分に楽しむ方法です。

ヨモギは日本古来から親しまれてきた野草で、独特の香りと様々な健康効果で知られています。ヨモギのハーブティーは、その豊かな風味と栄養価を手軽に楽しむことができます。

この体験を通じて、自然とのつながりを感じながら、心身のバランスを整え、新たなエネルギーを得る絶好の機会となります。ぜひ、豊かな自然の中でヨモギのハーブティー作りを楽しんでみてください。

この記事では、ヨモギのハーブティー作りに必要な材料・道具、作り方、オススメの飲み方、基本情報を紹介します。

なおヨモギ以外の野草やハーブでもハーブティーは作れます。作り方は同じですので植物だけ入れ替えてお気に入りのハーブティーを作ってみてください!

ヨモギのハーブティー材料・道具

ヨモギのハーブティーづくりに必要な材料と道具は以下のとおりです。

  • ヨモギ(生かドライ)
  • お湯
  • カップ

今回は生のヨモギを用意しました。乾燥ヨモギでもOKです。またヨモギ以外にもいろんな野草やハーブで代用可能です。

ヨモギのハーブティー作り方

ヨモギのハーブティーの材料道具

ヨモギ、沸騰したお湯、カップをご用意ください。

ヨモギのハーブティーの材料道具

ヨモギをナイフで刻みます。手でちぎってもOKです。

ヨモギを沸騰したお湯につける

沸騰したお湯を火から出し、刻んだヨモギを入れます。

ヨモギを10分ほど蒸らす

蓋をして10分ほど蒸らすと完成です!

ヨモギのハーブティー完成

いろんな野草やハーブで簡単に作れるのでいろいろ試してみてください!

ヨモギの基本情報

ヨモギ(Artemisia princeps)は、キク科の多年草で、別名を「モグサ」や「オオヨモギ」といいます。原産地は東アジアで、日本、中国、朝鮮半島に広く分布しています。高さは50~100cm程度で、羽状に深く切れ込んだ葉を持ち、裏面は白い綿毛で覆われています。開花期は8~10月で、小さな黄褐色の花を咲かせます。

ヨモギは古くから日本の食文化や民間療法で重要な役割を果たしており、特にその若葉や新芽が利用されています。主な効能としては、血行促進、冷え性改善、消化促進、婦人病の緩和などが知られています。また、抗菌作用や解毒作用も報告されており、外用としても使用されています。

名前の由来は諸説ありますが、「蓬(よもぎ)」という漢字が示すように、その生え方が蓬々(ほうぼう)としていることから名付けられたという説が有力です。英語では「Japanese mugwort」、中国語では「艾草(ài cǎo)」と呼ばれています。

日本では、春の七草の一つとして粥に入れたり、餅や団子に混ぜて食べる習慣があります。また、乾燥させたものをお茶として飲用したり、薬草湯として入浴に使用されることも多いです。さらに、乾燥させた葉を揉んで作る「モグサ」は、東洋医学の灸治療に用いられています。

ヨモギには、クロロゲン酸やカフェ酸などのポリフェノール類、ビタミンA、ビタミンC、カルシウム、鉄分などの栄養成分が含まれており、これらが抗酸化作用や免疫力向上に寄与するとされています。また、精油成分のシネオールやツヨンには、抗菌作用や鎮痛作用があるとされています。

ただし、アレルギー反応を引き起こす可能性があるため、初めて使用する際は少量から始めることが推奨されます。また、妊娠中や授乳中の方、特定の薬を服用中の方は、使用前に医療専門家に相談することが望ましいです。

ヨモギは、その多様な効能と日本の伝統文化における重要性から、古くから親しまれてきた植物です。現代においても、自然由来の健康増進効果を求める人々に広く支持されており、和の香りと味わいを楽しむハーブとして、日本の四季とともに愛され続けています。