淡路島マンモス公式サイト

初心者必見!淡路島の冬キャンプ完全ガイド

初心者必見!淡路島の冬キャンプ完全ガイド

淡路島の冬キャンプについて、楽しみ方や必要な道具、キャンプ場の選び方など、皆さんの疑問に答えます。

本ガイドは以下の人にオススメです。

  • はじめて冬キャンプをするキャンプ初心者の人
  • 淡路島の冬キャンプの魅力を知りたい人
  • 冬に適した淡路島のキャンプ場を知りたい人

この記事を読むことで淡路島の冬キャンプに関する基本的な情報や必要な道具と機能、キャンプ場の選び方がわかります。

淡路島マンモス(以下、当キャンプ場)で冬キャンプを5年以上続けているスタッフの経験とともに、淡路島で冬キャンプを検討している方の参考になると幸いです。

ぜひ、目次の気になる項目からご覧ください。

淡路島の冬キャンプに適した淡路島マンモス森のキャンプ場の詳細や料金、予約はこちらから確認できます。

淡路島が冬キャンプに適している理由

淡路島ならではの冬キャンプの魅力をまとめると主に以下の3点があげられます。

  • 淡路島は光害が少なく星が綺麗に見える
  • 淡路島の標高は低く気候が温暖で快適
  • 京阪神の主要都市から1〜2時間と近い

詳しくは、以下で項目ごとに紹介します。

標高は低く気候が温暖で快適

淡路島は標高が低く、温暖な気候です。冬でも過ごしやすいため、寒い地域と比べ快適です。この優しい気候は、冬キャンプをより楽しむための障壁である寒さを和らげます。

夜間も比較的暖かいため、キャンプ初心者や寒さが苦手な人が冬キャンプを楽しむのに適しています。

以下に淡路島の月別平均気温を紹介します。

参照:気象庁

淡路島で一番寒い1月の平均気温は5.5℃、最高気温は9.7℃、最低気温は1.7℃です。また最も寒い時間帯は、朝の5〜6時頃とされています。

11月から2月の間、日の出はおおよそ7時です。寒さで早起きしてしまったら、日の出の1〜2時間前に火を起こし、コーヒーを飲みながら待つのも良い方法です。

余談ではありますが、淡路島最高峰は諭鶴羽山608m、続いて柏原山569mと低山です(標高は1m上がる毎に0.6℃気温が下がると言われています)。

当キャンプ場は標高80mほどの場所にあるので標高はさらに低いエリアになります。

光害が少なく星空が綺麗に見える

淡路島の冬の夜空は都市の光が少ないため、星が綺麗に見えるのが特徴です。

冬の澄んだ空気は星をより明瞭に、より輝かしく見せてくれます。暗闇の中、無数の星が輝く天の川を眺めながらのキャンプは、忘れられない体験となるでしょう。

参照:light pollution map

光害マップを見てみると、当キャンプ場から西側(瀬戸内海方面)は光害がなく星空観察にも適しているのがよくわかります。

実際に当キャンプ場ではカメラ学校とコラボして星空撮影入門講座が開催されたこともあります。

【公開講座】プロが教える星空撮影入門 With FUJIFILM X-T3 in 淡路島マンモス

京阪神の主要都市から1〜2時間と近い

参照:OpenStreetMap

淡路島は京阪神の主要都市から近く、アクセスが非常に便利です。

日常から離れた自然の中でキャンプを楽しみたいけれど、遠出は難しいという方にとって、手軽に行けるキャンプ地として最適です。

気軽に日帰りで訪れることもできるため、冬の短い日中を活用したキャンプや、週末の小旅行としても楽しむことができます。

淡路島マンモスのデイキャンプのご案内

ここまでが淡路島独自の冬キャンプの魅力です。

以下に、淡路島も含めた一般的な冬キャンプの魅力もまとめました。

  • 虫が少なく、虫刺されの心配が減る
  • 涼しい気候のため、汗をかかない
  • 人が少なく、静かでゆったり過ごせる
  • 焚き火が思う存分楽しめる

詳しくは、以下で項目ごとに紹介しますのでご覧ください。

虫が少なく、虫刺されの心配が減る

冬のキャンプでは、虫が少ないため、虫刺されの心配が大幅に減ります。

静かな自然の中で、虫の気配に邪魔されることなく、穏やかな時間を過ごすことができます。虫が苦手なキャンパーさんにとって大きな魅力となるでしょう。

涼しい気候のため、汗をかかない

涼しい気候のため汗をかきにくいです。

夏のように暑さで疲れることが少なく、快適にアウトドア活動を楽しむことができます。汗を気にせず、長時間ハイキングやキャンプ生活を満喫できるのは、冬ならではの利点です。

人が少なく、静かでゆったり過ごせる

人が少なくなるのも冬キャンプの特徴です。

キャンプ場が空いていることが多く、静かでゆったりとした環境でキャンプを楽しむことができます。他のキャンパーとの距離も保ちやすく、プライベートな時間を大切にしたい方にとっては理想的な環境です。

焚き火が思う存分楽しめる

冬キャンプの大きな魅力といえば、焚き火を思う存分楽しめることです。

寒い夜は焚き火が心地よく、暖を取りながら焚火料理を楽しんだり、星空を眺めながらのんびりと過ごすことができます。冬ならではの焚き火の楽しみ方を見つけることができるでしょう。

続いて、冬キャンプを快適にする道具を紹介します。

淡路島の冬キャンプに適した淡路島マンモス森のキャンプ場の詳細や料金、予約はこちらから確認できます。

寒さをしのいで快適に!冬キャンプの道具と機能

いくら淡路島が気候温暖とはいえ、冬キャンプを快適に楽しむためには、適切な道具を選ぶことが大切です。

寒さを乗り切るための主要なアイテムはどれも春夏秋シーズンと同じですが、断熱性がより優れた道具を用意する必要があります。

一般的に高機能なほど、高価になるため初心者の方の購入はあまりオススメしません。最初は安価にレンタルし、ご自身に必要な機能を確認してから購入することをオススメします。

ここでは、淡路島で5年以上冬キャンプをしているスタッフが実際に使っている道具とその機能を紹介します。

なお本記事で紹介しない一般的なキャンプ道具は以下のチェックリストがとても参考になります。焚き火台も忘れずリストに追加してください。

キャンプ道具の持ち物チェックリスト

テント:3シーズン用のテント

3シーズン用テント

淡路島は他の地域と比べ比較的温暖な冬で最低平均気温は1.7℃です。

たまに朝方は氷点下になりますが、日中にマイナス気温が続くことは少なく、朝日で氷も解けて、10時頃のチェックアウト時には気温が戻ります。

そのため、特別な冬用テントを用意する必要はなく、シュラフやマット、コット、グランドシートなどの寝具や、保温性の高い服を選ぶことがより大切です。

シュラフ(寝袋):使用可能温度マイナス5℃以下


寝袋は淡路島での冬キャンプで快適な睡眠を得るのに非常に重要です。

当キャンプ場のスタッフは、通常、使用可能温度がマイナス5℃前後のモンベル「ダウンハガー800#2」やナンガ「オーロラ500STD」を使用しています。

一方で、寒がりの方の中には、より低温に対応するマイナス15℃〜20℃対応の寝袋を選んでいる人もいます。

マイナス5℃対応の寝袋は3,000円、マイナス15℃対応の寝袋は5,000円でレンタルすることができるので、ぜひご自身に合った寝袋をレンタルしてみてください。

マイナス15℃対応の寝袋レンタル(hinataレンタル)
マイナス5℃対応の寝袋レンタル(hinataレンタル)

購入を検討される方は、モンベルやナンガの寝袋をオススメします。

これらのブランドは軽量で、メンテナンスサポートが手厚く、スタッフのキャンプ仲間も多くが使用しています。もちろん他にも優れたブランドはあると思いますが、直接使用したことがないのでここでは紹介を控えます。

ナンガの寝袋
モンベルの寝袋

またシュラフ(寝袋)で寝るときの服装は薄着がオススメです。

寝袋の中で体温が循環し暖かくなるのが理由ですが、詳しい紹介は以下の記事がとても参考になるのでぜひご覧ください。

【検証】寝袋で寝る時の快適な服装-冬キャンプや車中泊で朝まで快眠するには

スリーピングマット:安いフォームマットでもOK

どれだけ温かいシュラフ(寝袋)を選んでもスリーピングマットがなければ冷えた地面からどんどん体温が奪われ寒くて快適に寝ることはできません。

スリーピングマットの断熱性はR値で表されます。R値が高いほど断熱性が高く、冬用マットはR値4以上を推奨されています。

またスリーピングマットの種類には、浮き輪のように空気を入れて使うエアマットと広げてすぐ使えるフォームマットがあります。

当キャンプ場のスタッフは軽量でコンパクトなエアマットを使っていましたが、現在では安くて耐久性があり、ハサミで切って好みのサイズに調整できるフォームマットを使っています。

上記で紹介したR値はさほど気にしていません。参考までにこれまでに使ったスリーピングマットと感想を記載します。

マット名感想
モンベル:U.L. コンフォートシステム アルパインパッド25 150(R値3.2)寒さを感じたことはない
キャプテンスタッグ:EVAフォームマット(R値不明)コット使用で寒さは感じない
山と道:UL Pad 15L(R値1.4)直火&テントなしの野営で寒さは感じない

いろいろな環境条件が影響するので心配な方はR値4以上を選べば問題ないと思います。安いキャプテンスタッグのマットでもコットを使えば寒がりな人でも大丈夫!というのが当キャンプ場スタッフの感想です。

コット:安いフォームマットを使う場合は必要

コットのイメージ画像

コットは地面から体を持ち上げて寝るための簡易ベッドのようなものです。地面からの冷気や湿気を遮断し、不快な石や凸凹から体を守ります。

また、地面との接触面積を減らすことで保温効果を高め、より温かく快適に睡眠できエアマットやフォームマットと併用することでさらに快適性が向上します。

寒がりのキャンプ仲間は、キャプテンスタッグのEVAフォームマットとコットを組み合わせて、冬キャンプで快適に寝ていました。

コットは約5,000円から購入可能ですが、初めての方にはコット、寝袋、マットのセットを同じ価格でレンタルすることをおすすめします。

これにより、今後も冬キャンプを続けるか、どの寝袋の温度設定が適しているか、どんなコットがいいかなど、購入前にじっくり検討できます。

グランドシート:テントの保温に必須(断熱性があれば尚良し)

グランドシートは冬キャンプにおいて、テントの下に敷くことで地面からの冷気や湿気を遮断し、テント内部を乾燥させ保温する役割を果たします。

雨などの水分によるテント底面の濡れや汚れを防ぎ、断熱性を向上させることで寒い冬の夜でも快適に過ごすことができます。耐久性と防水性に優れたグランドシートは、冬キャンプの快適さを保つために不可欠なアイテムです。

最近では、断熱効果の強いグランドシートも販売・レンタルされています。シートはそれほど高価ではないので防災用品として持っておいても良いと思います。

以上がこれだけ揃えばOK!と言える、冬キャンプの必須道具と機能です。

より快適に過ごせるキャンプ道具

先に白状しますと、これから紹介する道具は当キャンプ場のスタッフは使用していません。

キャンプに同行した時に感想を聞いたり、お客様との会話の中で教えていただいたりしたものです。

どれも、冬キャンプを快適にしてくれる道具(なくても当キャンプ場スタッフは冬キャンプをしています)です。気になる方は安いものなら購入、高価なものはレンタルして試してみてください。

薪・石油・ガスストーブの特徴と選び方

薪ストーブ

キャンプのストーブは大きく薪、石油、ガスの3種類に分けられ、それぞれに特徴と注意点があります。

薪ストーブは焚火のような温もりと視覚的な楽しさがありますが、重くて大きいため携帯性に欠け、煙が出るため換気が必要です。また、薪の調達や火の管理が必要です。

石油ストーブは高い熱効率と強い熱を提供し、温度調節もしやすいため寒い環境でも効果的です。しかし、石油の管理や一酸化炭素のリスクが問題となり、安全な換気が必要になります。

ガスストーブは使い勝手が良く、コンパクトで点火も簡単、煙や臭いも少ないですが、低温下での性能低下や燃料のコスト、入手の利便性を考慮する必要があります。

いずれのストーブも使用する際は、適切な換気と燃料の取り扱いに注意を払うことが重要です。

当キャンプ場では石油と薪ストーブを使うお客様が多いです。同行したキャンプではほぼ石油ストーブユーザーでした。やはり燃料の入手が楽なのと、安定性がポイントのようです。

電気ブランケット・湯たんぽ・カイロの特徴と活用のヒント

電気ブランケット

冬キャンプで重宝する暖房アイテムには電気ブランケット、湯たんぽ、カイロがあります。

電気ブランケットは一定の電源を要しますが、温度調節が可能で広範囲を均一に温めます。消費電力は5〜50W前後のものが多いため、500Wのポータブル電源を使えば約10〜100時間使うことができます。

湯たんぽは伝統的で電源不要、沸かしたお湯を使って長時間温かさを提供します。さらに湯たんぽのお湯を朝方の洗面に使うこともできるのでとても便利です。

カイロは使い捨てや再利用可能なタイプがあり、携帯性が高く即座に暖を得られます。ネット通販やホームセンター、コンビニ、スーパーなどどこでも手にないるので入手しておくと良いでしょう。

これらは冬の寒さを和らげ、快適な睡眠やアウトドア活動をより快適にしてくれるので不安な方は用意すると良いでしょう。

湯たんぽとカイロはほとんどの方が使っている印象です。安価に入手できるのではじめての方は用意しておいて損はないと思います。

淡路島の冬キャンプに適した淡路島マンモス森のキャンプ場の詳細や料金、予約はこちらから確認できます。

冬キャンプの服装の基本的はレイアリング(重ね着)

レイアリングのイメージ

レイアリングは冬キャンプで体温を保持するためにとても重要です。この方法を理解し、実際にフィールドで試してみましょう。意外と快適に冬キャンプを楽しめるようになります。

レイヤリングとは、複数の衣服層を重ねることで、調節可能な保温性と快適性を確保する方法です。これには一般的に以下の三層があります。

  • ベースレイヤー(吸湿発散層): 体からの汗を速やかに外へ逃がし、肌を乾燥させる素材を選びます。メリノウールや合成繊維が適しています。
  • ミッドレイヤー(保温層): 体温を保持する層です。フリースやダウン、合成絶縁材料などがあります。
  • アウターレイヤー(防水透湿層): 風や雨、雪から保護するための層です。防水透湿素材でできたジャケットやパンツが望ましいです。

また、防寒アクセサリーで手足や頭部をおおうと更に体温を保持でき暖かく過ごすことができます。特に頭部からは体温がたくさん奪われるのでニット帽などで体温を守ることをオススメします。

ニット帽
  • 帽子: 大部分の体熱は頭部から失われます。耳まで覆える帽子やフード付きの帽子が適しています。
  • 手袋: 防水かつ保温性の高い手袋を選びます。操作性を考慮し、指が動かしやすいものが良いでしょう。
  • ネックゲーター/スカーフ: 首元を保温し、冷たい風の侵入を防ぎます。
  • 靴: 防水性の高い登山靴や冬用ブーツを選びます。雪の中を歩くことも考慮し、グリップ力のある底面が望ましいです。
  • 靴下: 厚手のウール靴下が推奨されます。必要に応じて、薄手のライナー靴下と合わせて二重にすることで、保温性と快適性が向上します。

以上の装備を整えることで冬キャンプの寒さから体温を守りつつ、快適に楽しく安全な冬キャンプを楽しむことができます。

次の項目で冬キャンプに適した淡路島のキャンプ場の選び方を紹介します。

淡路島の冬キャンプに適した淡路島マンモス森のキャンプ場の詳細や料金、予約はこちらから確認できます。

冬に適した淡路島キャンプ場の選び方

湖畔サイトの様子3

淡路島には朝日がきれいに見える東海岸と夕日が綺麗に見える西海岸および南海岸、木々に囲まれた内陸地の森のキャンプ場があります。

冬にオススメなのは海辺のキャンプ場より内陸地の森のキャンプ場です。その理由は以下の記事で詳しく紹介しています。

当キャンプ場「淡路島マンモス」も冬にオススメの内陸地にある森のキャンプ場です。

コテージや個室もあるので、最近ではキャンプとコテージ/個室に分かれてのグループ旅行のご予約も増えております。

また施設内にはお風呂があるほか、車で15分ほどの場所にも温泉施設が2つあります。サウナや露天風呂に入りたい方は後者をオススメします。

淡路島にある各キャンプ場の特徴は以下の記事で紹介しています。ぜひ淡路島のキャンプ場選びにご活用ください。

淡路島の冬キャンプに適した淡路島マンモス森のキャンプ場の詳細や料金、予約はこちらから確認できます。