草木染め

【簡単】自宅のキッチンを使った草木染めのやり方【私も毎月染めてます】

2020年10月12日

自宅のキッチンで簡単にできる草木染めのやり方を知りたい。家の調理器具を代用して草木染めをしたい。

こういった疑問にお答えします。

この記事の概要

  • 自宅キッチンで簡単にできる草木染めのやり方をまとめました
  • 草木染めで代用できる10の調理器具を紹介します
  • 草木で染めた衣服のお手入れのコツを紹介します

この記事を書いている私は毎月1枚シャツを草木染めし、ほぼ毎日そのシャツを着ている草木染めファン。

ちなみに今は藍の生葉染めシャツを着ています。

今回、紹介する草木染めのやり方は草木染め歴20年の先生が教えてくれたやり方をまとめたものです。

草木染めのやり方を紹介する前に1つ大切なことをお伝えします。

草木染めのやり方はネットや本でたくさん紹介されているため、レシピの違いに戸惑うかもしれません。結果から言うと仕上がりが変わるだけでどれも正解。ねらった通り自分好みの色に染まる喜びや、たまたま出会うめずらしい色合いなど草木染めの楽しみ方は人それぞれです。

前提として、上記をご理解の上で草木染めのやり方をご覧ください。

なお、淡路島マンモスでは「草木染めビギナーズコース」という草木染め教室を開催しています。

草木染め教室の内容は以下をご覧ください。

それでは、どうぞ!

自宅キッチンで簡単にできる草木染めのやり方まとめ

自宅のキッチンで草木染めをする方法

草木染めのやり方の大まかな流れは以下の通りです。

草木染めの手順

  • 植物を採取する
  • 染める物を用意する
  • 植物から染料を作る
  • 媒染液を作る
  • 染色と媒染、仕上げる

1. 植物を採取する

まずは草木染めの染料となる植物を採取しましょう。

以下の記事では植物を採取する場所がない方向けに、スーパーやネット通販で植物を入手する方法を紹介していいます。

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なお、草木染めで使う植物の量は状態により異なります。以下に参考となる量を記載します。

植物の量の目安

  • 生葉 → 被染物と同量の重さ
  • 乾燥素材・幹や枝 → 被染物の50%の重さ
  • 根 → 被染物の20%の重さ
  • 花びら → めしべ・おしべを取り除き、布や毛糸の重さの300%の量

上記はあくまで目安です。何度も草木染めをやりながらご自身で最適な量を見つけることをおすすめします。

2. 染める物を用意する

草木染めする布を用意する

今回のテーマは、自宅のキッチンを使った草木染めのやり方。

染める物は、どこの家庭にもある綿100%(または麻でもOK)の植物繊維の布を草木で染めるやり方を紹介します。

最初からたくさん材料や道具を揃えるより最低限の準備で草木染めをリアルに体験することをおすすめします。

その方が草木染めの魅力を感じれて、ご自身との(趣味としての)相性を確かめることができるからです。

用意するもの

  • 自宅にある綿100%(または麻)の布

3. 染める物の下準備

綿や麻など植物繊維の布を染めるには、布に人工的にタンパク質を染み込ませる下処理が必要です。

草木染めでは、草木を煮出した液と綿や麻の布に含まれるタンパク質を反応させて植物の色をつけるためです。

人工的にタンパク質を染み込ませるには、豆乳のほかに豆汁や牛乳、ディスポンがあります。

今回は、どこのスーパーでも入手できる豆乳を使います。

下準備のやり方

  • 水と豆乳を1対1で割り鍋やボールに入れます。
  • 綿100%(または麻でもOK)の布を20~30分漬け込みます。
  • 時間がきたらそのまま脱水します。

4. 植物から染料を作る

植物から染料を作る様子

植物の採取と染める物の下準備が終わったら染料を作りましょう。

以下に染料の作り方をまとめます。

染料の作り方

  1. 採取した植物の汚れを水で洗い流します。
  2. 植物を洗濯ネット(不織布)に入れます。
  3. 染める物の重さの30倍の水を鍋やボールに入れます。
    ※布100g→3Lの水
  4. 鍋やボールに洗濯ネット(不織布)を入れます。
  5. 鍋やボールで1時間ほど煮ます。
  6. 煮汁を木綿布でこし染料の完成です。

5. 媒染液を作る

媒染液を作る

媒染とは煮出した草木の色素(染料)と染める物(布)の繊維を結びつける工程のを言います。

草木染めではこの工程に媒染液を使い行います。

媒染液の種類は主にアルミ・銅・鉄の3つあり、媒染液により染め上がりの色味が変わります。

今回は少し明るめに発色するアルミ媒染液(ミョウバン)を使います。

ミョウバン媒染液の作り方

  1. 40~50℃のお湯を作ります。
  2. 水1Lに対して2gのミョウバンを入れて溶かします。
  3. 布の重さの約30倍の媒染液を作ります。(100g=3L前後)

ミョウバンについて詳しくは以下の記事で紹介していますのでご覧ください。

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6. 染色と媒染、仕上げる

染色と媒染をする

染料と媒染剤を使い、染色 → 媒染 → 仕上げを行いましょう。

染色 → 媒染 → 仕上げの手順

  1. 染料を火にかけ40℃くらいになったら布を入れ、時々混ぜながら20分ほど煮ます。
  2. 染色中の温度は、60℃くらいまで上げます。
  3. 20分ほどたったら布を水洗いし、染料を洗い絞ります。
  4. 好みの色合いになるまで①~③を繰り返します。
  5. 染め上がったら水で布をよく洗い、20分ほど媒染剤につけます。
  6. 媒染剤につけ終わったら、よく水洗いし日陰で干します。
  7. 乾いたらあて布をしアイロン(中温)をかけ、色を固定させます。

草木染めに使う10の道具(家庭の調理器具を代用)

使った道具のご紹介

草木染めのやり方を紹介したこの記事では以下の道具を使いました。

草木染めで使った道具

  1. はかり
  2. 計量カップ
  3. 鍋とボール
  4. 菜ばし or 棒
  5. 温度計
  6. ゴム手袋
  7. 木綿布 or ざる
  8. 成分無調整の豆乳
  9. 洗濯ネット(不織布)
  10. ミョウバン

ミョウバン以外はご自宅にあるものではないでしょうか。ミョウバンもお近くの薬局やamazonで購入できるので入手に困ることは無いと思います。

洗濯ネットは色がつくので使い古しでもいいですし、100円均一で新たに購入してもOKです。

最近は同じく100円均一で売っている不織布(袋)を使い捨てした方が便利なのでこっちを使っています。

草木染めの道具について詳細は以下の記事にまとめましたのでご覧ください。

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草木染めした衣服のお手入れのコツ

最後に草木染めした衣服のお手入れの方法も紹介します。

  • 洗濯は、中性洗剤、ぬるま湯&手洗い、日陰干し。
  • アイロンは、あて布をして中温。アイロン記載の温度を目安に。

草木染め直後は生地の色が安定しませんが、ほんの少し日常のお手入れに気をつかうことで草木染め本来の色合いに落ち着きます。

ここでは洗濯の方法とアイロンをかける時の注意点を紹介します。

洗濯は、中性洗剤、ぬるま湯&手洗い、日陰干し。

  1. 中性洗剤を使用し、ぬるま湯で手洗いします。
  2. 洗った後は脱水し、日陰で干します。
  3. 洗濯時の色落ちがなくなれば手洗いではなく洗濯機を使っても大丈夫です。
  4. 漂白剤や合成洗剤は避けます。石鹸もアルカリ性なので避けます。ドライクリーニングも薬品によって変色する場合があります。

アイロンは、あて布をして中温。アイロン記載の温度を目安に。

  1. 生地や衣類が良く乾いたら、あて布をして中温でアイロンをかけます。
  2. お持ちのアイロンに記載されている温度を目安にしても良いと思います。

最後に草木染めで染めた衣服を長く愛用していくと生地や衣類が自然と少しづつ退色(色あせ)していきます。

そんな時はご紹介した工程で再度、染め直しすることをおすすめします。

以上が自宅のキッチンを使った草木染めのやり方のご紹介です。

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